- 廃線となった天北線敏音知駅の跡地に作られた道の駅
- 砂金が採れることから昔ゴールドラッシュで沸いた地
- 道の駅道路挟んで向かいにピンネシリ温泉があり便利
北海道で一番人口の少ない音威子府村の上に位置する中頓別町にあり、音威子府からオホーツク海側の浜頓別町へとつながる国道275号線沿いにある道の駅 ピンネシリ。道の駅名などはカタカナ表記の反面、住所は“敏音知”と書くため難読地名としても有名。
自然豊かな場所にあり、オートキャンプ場を完備した広い公園内に建つ道の駅。道の駅を国道275号挟んで向かいにある建物はピンネシリ温泉で宿泊・日帰り温泉もできるのが魅力的。自然豊かといえば道の駅の建物右側より奥へと進めは最北端の登頂できる山「ピンネシリ岳」の登山道も。また廃線となった天北線敏音知駅の跡地に建てられた為、道の駅左手側のオートキャンプ場側には旧天北線敏音知駅のホームが残っているのが必見ポイント。
明治の中頃に砂金が採れる地として新聞にも取り上げられるなどし一躍有名となり、ゴールドラッシュに沸いた地中頓別町。漫画「ゴールデンカムイ」で主人公が川にて砂金採りをしていたのを、ふと思い出す場所です。アニメの聖地としては挙げられていませんが、そんな話があったからこそのストーリーではないかと想像も膨らみます。
観光地をお探しの方、車中泊旅、バイク旅、少し足を伸ばし立ち寄る方、皆様の参考になれば嬉しいです!
道の駅 基本情報
MAP CODE | 684 761 001 |
住所 | 枝幸郡中頓別町字敏音知72-7 エサシグン ナカトンベツチョウ アザ ピンネシリ72-7 |
標高 | 68m |
営業時間 | 9:00~17:30 |
休館日 | 年末年始(12月30日~1月3日 |
スタンプ押印可能時間 | 開館時間に同じ ※休館日は押せません |
駐車可能台数 | 大型:6台 普通車:12(身障者用2)台 |
登録年月日 | 平成8年4月16日(1996年)【登録番号32】 |
併設施設 | |
隣接/近隣観光地 等 | |
最寄りの道の駅 | ( 北 )65kmさるふつ公園 (北東)35km 北オホーツクはまとんべつ ( 東 )46kmマリーンアイランド岡島 ( 南 )26km おといねっぷ ( 南 )48km びふか (南西)56kmなかがわ |
公式HP | https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/842/ |
市観光サイト |
詳細は公式ホームページをご覧ください
施設
道の駅施設内
外観
濃い茶色の壁が特徴的な道の駅 ピンネシリ。一見外観から山小屋のような印象をうけます。というのも、道の駅裏を奥へと進むと北海道で登頂できる最北端の山「ピンネシリ岳」の登山道入り口がある為。入り口部分の壁に青の道の駅看板がないと少し道の駅が何処にあるか悩みそうになります。とはいえ、建物前が駐車場になってるため安心です。
コインランドリー
コインランドリー完備の珍しい道の駅。このコインランドリーは道の駅の一つ目の入口を入り左側に見えるトイレ方面に歩いていくと左手にあります。日によっては扉が閉まっていたりしますが壁に“コインランドリー”としっかり書いてある為見つけやすいと思います。機械はホテルなどのコインランドリースペースでよく見る洗濯と乾燥機が別タイプ。台数も3台ずつ用意されていて親切だと感じました。
道の駅併設施設
ピンネシリ ヴィレッジファームパーク
併設施設というと変ですが、このヴィレッジファームパーク内に道の駅の建物などがあります。パークゴルフ場・コテージ・オートキャンプ場カーサイト・ふるさと生活体験館など楽しめる施設がたくさん。夏休み期間や連休などに訪れるとキャンプを楽しむ人たちの姿をよく見かけます。
旧天北線敏音知駅跡(ピンネシリ ヴィレッジファームパーク内)
ピンネシリ ヴィレッジファームパーク内にある“旧天北線敏音知駅跡”。ここは道の駅を訪れたならば見ておきたいポイント。というのも、道の駅がある場所はかつての天北線 敏音知駅の跡地。現在も宗谷本線は健在の音威子府駅からオホーツク海側の浜頓別・猿払などを経由し南稚内駅へと向かう路線でしたが、1989年(平成元年)に廃線となりました。そこから7年後の1996年に道の駅へと生まれ変わり駅の名残だけが残されています。
オススメグルメ / お土産
オススメグルメ
個人的なオススメグルメは、ソフトクリーム。地元の牛乳を使用した「なかとん牛乳ソフトクリーム」は濃厚なミルクの味をさっぱりと食べられて優しい気分になれる味。他にも黄金フィナンシェや、北海道一美味しいメロンパンを目指したというメロンパンもオススメ。メロンパンは本当に人気で完売しているのを見かけました。
オススメのお土産
オススメのお土産は砂金ラーメン。かつてゴールドラッシュの地として新聞にも紹介された中頓別町を感じられるお土産。賞味期限も結構長く自分自身へのお土産にも最適。特徴的なのは竹炭を練りこんで作った黒々とした麺。味はあっさりとした塩味でサクサクとお箸がすすみます。
最寄りの買い物施設
道の駅から約15㎞の位置のあるセイコーマートなかとんべつ店。道の駅は市街地から離れた位置にある為、コンビニまでは少し離れている。音威子府方面からくる場合は、セイコーマート音威子府店で買い物などを済ませてから訪れるのがオススメ。
スタンプラリー
スタンプデザイン
スタンプ押印可能時間 | 開館時間に同じ ※休館日は押せません |
スタンプの置いてある場所
2024年最新
2024年度はスタンプ台の位置が売店入って左側の奥へと移動しました。まず道の駅売店の入り口を入り左側にあるピンズなどが置いている方へと進んだのちに右へ。右にパンなどが販売しているのを見つつ少し歩くと左にスタンプ台が設置してあります。テーブルのサイズは依然と変わらず広いのでゆったり押すことができるが個人的には好きなポイントです。
2023年度
※上記位置から2024年時点では移動しています。
道の駅売店の入口を入ってすぐ左。入口入った瞬間に見える位置に設置されています。右がレジ、左はスタンプ台の配置なのでわかりやすいと思います。
近くの観光地 / 道の駅
周辺の観光地
最寄りの道の駅
( 北 ) 道の駅 さるふつ公園(65km)
(北東) 道の駅 北オホーツクはまとんべつ(35km)
( 東 ) 道の駅 マリーンアイランド岡島(46km)
( 南 ) 道の駅 おといねっぷ(26km)
( 南 ) 道の駅 びふか(48km)
(南西) 道の駅 なかがわ(56km)
ちょっとした豆知識コーナー
位置と交通
地名の語源
歴史
敏音知はかつて天北線の駅の一つ。現在も健在な宗谷本線とは明暗が分かれた路線であるが、かつては非常に重要な路線であった。南樺太が日本領であった時代に稚内へと向かう“宗谷本線”として作られたのが天北線の始まりで、路線は音威子府から敏音知などを通りオホーツク海側である浜頓別・猿払を経由し南稚内・稚内桟橋駅(現在の北防波堤ドームにあった駅)までつながっていました。とはいえ、実際現在の宗谷本線は音威子府から上へ向かっていくのに比べると迂回する分距離も時間も長いのが問題でした。そのため1926年に現在も残る宗谷本線、当時の呼び名は天塩線が開通し1930年には“天塩線”が“宗谷本線”になりました。元々のオホーツク側ルートの宗谷本線は北見線へと改称。その北見線もサロマ湖・キタキツネ牧場がある所が北見市となり当該地に北見駅が出来た為、再度名称変更し“天北線”となりました。そして1989年(平成元年)5月1日をもって75年の歴史を終えました。