道の駅 そうべつ情報館i を徹底解剖!【登録番号39番】

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  • 温泉・火山・湖 盛り沢山の壮瞥町(そうべつちょう)
  • 道の駅では、観光情報・火山噴火の歴史などを知れるスペースがユニーク
  • 毎年2月に開催 昭和新山国際雪合戦が有名 異名は“雪合戦のウィンブルドン”

札幌市南東部の豊平区から南下し、支笏湖の湖畔をはしり南西方面にある洞爺湖を越え伊達市へと続く国道453号沿いにある道の駅 そうべつ情報館i。壮瞥町には、“昭和の奇跡”のキャッチフレーズで知られる昭和新山を含め有珠山の火山活動により出来た温泉・湖など観光スポットがいっぱい。

道の駅 そうべつ情報館iでは、情報館として観光情報を得られるスペースと、有珠山噴火等の歴史などを学べる火山防災学び館を設置しており、過去には道の駅スタンプラリー完走者のランキングにて“地域や観光の方法が充実した道の駅”などでもランクイン。

観光地をお探しの方、車中泊旅、バイク旅、少し足を伸ばし立ち寄る方、皆様の参考になれば嬉しいです!

目次 (読みたい場所をタップ)

道の駅 基本情報

MAP CODE321 498 699
住所有珠郡壮瞥町字滝之町384番地1
ウスグン ソウベツチョウ アザ タキノマチ 384バンチ1
標高76m
営業時間9:00~17:30(4月1日~11月15日)
9:00~17:00(11月16日~3月31日)
休館日毎週火曜日(11月16日~3月31日)※火曜日が祝日の場合は除く
年末年始(12月31日~1月5日)
スタンプ押印可能時間開館時間に同じ ※休館日は押せません
駐車可能台数大型:5台 普通車:95(身障者用4)台
登録年月日平成8年8月5日(1996年)【登録番号39】
併設施設
隣接/近隣観光地 等洞爺湖
昭和新山(有珠山)
最寄りの道の駅(  南  )14km だて歴史の杜
(南西)16km あぷた
(  西  )18km とようら
公式HPhttps://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/937/
市観光サイト
季節や情勢によって開館時間等が変わっている場合があります。
詳細は公式ホームページをご覧ください

施設

道の駅施設内

外観

全体が四角く角ばった灰色の壁と、正面は一面大きくガラス張りが特徴的な道の駅 そうべつ情報館i。国道453号側の壁には道の駅の名前と、最後の一文字 “i” を赤く人型にデザインしたマークが印象的。一階左手側(国道453側)の入口入って左手が24時間利用可能なトイレ、右手が道の駅へとつながっています。

情報スペース&展望スペース

道の駅入ってすぐのスペースに設けられた有珠山、昭和新山、洞爺湖などを上空より写した写真を見ながら観光情報などを学ぶことのできるスペースと、二階に有珠山噴火等の歴史などを実際に窓から有珠山を眺めつつ学べる火山防災学び館が設置されており昭和新山&有珠山を訪れる前などに訪れるのがオススメ。

そうべつ農産直売所

道の駅左手の入口をはいり、休憩スペースなどを抜けて奥へと進んだところにある そうべつ農産直売所。壮瞥町の新鮮な野菜を始めとして、地場のリンゴのお酒・カレーなど壮瞥町で買って帰りたい特産品が多く並んでいます。

また、店内にある喫茶コーナーにてソフトクリームにリンゴのコンポートをのせた“ジオの恵ソフト”などは絶品。

2024年度から再度、道の駅ピンズが販売されていました!
2023年時点、道の駅ピンズは道の駅自体での取り扱いがありません。

道の駅併設施設

オススメグルメ / お土産

オススメグルメ

オススメグルメは、ソフトクリームの上にリンゴのコンポートをのせた“ジオの恵ソフト”!訪れるたびに喫茶コーナーへ足を運んで食べてます…(笑)

オススメのお土産

オススメのお土産は “そうべつ りんごカレー”。道の駅限定商品でここでしか買えないめずらしさが特徴的!

お酒を飲める方は、リンゴのお酒シードル・アップルワインなどもオススメ。

最寄りの買い物施設

道の駅から約1㎞の場所にセイコーマート ふじさわ店があります。ここが最寄となり、次が道の駅から約6.3km程離れた洞爺湖のそばにある温泉街内にあるセイコーマート 壮瞥温泉店などになります。

スタンプラリー

スタンプデザイン

スタンプ押印可能時間開館時間に同じ ※休館日は押せません
9:00~17:30(4月1日~11月15日)
9:00~17:00(11月16日~3月31日)

スタンプの置いてある場所

24時間トイレのある建物左側の入口をはいり、右手の道の駅へとはいります。入ったら右手を見るとコンクリートの柱側にスタンプ台が設置されています。

近くの観光地 / 道の駅

周辺の観光地

洞爺湖

昭和新山(有珠山)

最寄りの道の駅

(  南  ) 道の駅 だて歴史の杜(14km)

(南西) 道の駅 あぷた(16km)

(  西  ) 道の駅 とようら(18km)

ちょっとした豆知識コーナー

位置と交通

地名の語源

歴史

壮瞥町といえば、火山・温泉・湖の3つが有名。実は、左記の3つは全て火山活動によって出来たもの。

まず、湖として日本で9番目・カルデラ湖としては3番目のサイズの“洞爺湖”。この洞爺湖ができたのは約10.6-10.9万年前に噴火によりカルデラができ、そこに水が溜まりできた湖が洞爺湖になりました。(※カルデラとは、火山が噴火した際にできたくぼみ)

この時の火山噴火の痕跡は地質に表れており、火山から出た噴出物より火砕流が発生したことが確認できるそう。カルデラの周辺では、厚さ数十メートルの火砕流台地が形成されているらしいです。(※火砕流とは、噴火ででた石・火山灰などが高温のガスと共に山肌を高速で走ってくる現象。イタリアのポンペイが一日で滅びた原因になった現象)

加えて、洞爺湖の真ん中にある4つの島も約5万年前の火山噴火で作られたものだそう。

洞爺湖は日本で3番目のカルデラ湖ですが、実は1・2番も北海道にある湖。1番目は北海道東部の弟子屈にある屈斜路湖、2番目は洞爺湖から遠くはない千歳市にある支笏湖。

次に壮瞥町といえば、有珠山と昭和新山。まず有珠山は、約2万年前に繰り返された噴火によってできた山で、現在も活動を続けている活火山。20世紀の100年間で4回も噴火しており特に活発。近年では2000年に噴火を起こしており、その前は1977年に噴火。当時の噴火による被害は今も1977年火山遺構公園・金比羅火山災害遺構等で見ることができるので興味のある方にオススメ。

そして有珠山すぐそばにある昭和新山(有珠山の側火山)。この山は太平洋戦争中の1944年におこった噴火活動によって台地が隆起(盛り上がり)始めてできた山。昭和に新しくできたことから“昭和新山”と名付けられました。現在昭和新山のある場所は、隆起する前は畑だったそう。その隆起した土地を支援する為に私財をなげうって土地を買い取り、昭和新山が隆起していく様を克明に記録したのが郵便局長の三松正夫氏(観測記録はミマツダイヤグラムと呼ばれ詳細な火山形成の記録として世界でも唯一で価値が高い) 。昭和新山を訪れると三松氏の銅像が立っており、噴火当時観測をしていた姿が容易に思い浮かびます。ちなみに、そういった経緯から昭和新山は珍しい私有地にある火山。

昭和新山はできた当時は400mを越していたそうですが、今は風雨などの浸食で縮んでいるそう。危険+私有地の為、頂上まではのぼれませんが、近くに“三松正夫記念館”で観測記録資料を見ることができるのでオススメ。

最後は、洞爺湖そばにある洞爺湖温泉。温泉といえば火山から得られる恵みですが、洞爺湖温泉で元になる源泉が見つかったのは1917年三松正夫氏らが発見。その後、彼らが温泉宿を始めたのが洞爺湖温泉の元。ちなみに温泉が湧き始めたのは1910年の明治噴火と考えられており、この噴火でできた250mほどの山が洞爺湖温泉近くにある“明治新山”。明治43年にできたことから、“四十三山(よそみやま)”ともよばれています。

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