Jackeryポータブル電源15機種を徹底比較!性能と選び方を解説[2024最新]

  • URLをコピーしました!

ポータブル電源を購入しようと考えたことのある方なら、一度は名前を見かけたことがある「Jackery(ジャックリ)

オレンジ色と黒のボディーが特徴的な洗練されたデザインと、高品質であることが魅力です。

持ち運びしやすいデザインでもあり、キャンプ・車中泊などのアウトドア、災害発生時の防災アイテムとして最適です!

そんなJackeryのポータブル電源は現在15種類(バッテリー容量拡張用製品も含めると17種類)。それぞれバッテリー容量、サイズ、価格など異なるため、用途に応じた機種を選ぶことが非常に重要となります。

この記事ではJackeryのポータブル電源を愛用している私が、17機種を徹底比較し選ぶ際の参考ポイントを詳しくまとめています。

この記事さえ読めば、貴方自身に最適なポータブル電源をみつけられます。ご自身に最適なポータブル電源を選ぶ際の参考にどうぞ!

最後に途中で出てきた比較を全てまとめた表を作成しています。
全製品まとめて比較できるので是非活用ください!

目次 (読みたい場所をタップ)

Jackery(ジャックリ)とは

Jackeryは2012年にAppleの元バッテリーエンジニアによりアメリカ・シリコンバレーで設立された会社です。

2016年には“世界初”のアウトドア用ポータブル電源を発売し、2年後には同じく“世界初”のポータブルソーラーパネルを開発しています。

現在世界で300万台以上売り上げており、日本を含め世界でポータブル電源市場上位です。

アメリカの検索サイトyahoo.comにて
“portable power station(ポータブル電源)”と”recommendation(オススメ)”で検索するとJackeryのポータブル電源が必ずオススメにあがります

日本では2019年に「株式会社Jackery Japan」を設立し、「JVCケンウッド社」と共同開発などを行っています。

Jackeryポータブル電源の特徴

洗練されたデザイン

外観は目を引くオレンジと黒で統一されたデザイン

折りたたみ式の持ち手を採用し(Jackery ポータブル電源 100Plus/2000Plus/3000Proを除く)、運びやすさを実現。持ち手が邪魔にならないデザインで、設置後は天板部分をテーブルなどに使用できます。

Jackery ポータブル電源 2000Plus/3000Proにおいてはスーツケースのように持ち運び用のタイヤと、引き出す持ち手がついています。こちらも同様に持ち手がきれいに収まり、他のポータブル電源などを重ねることができます。(100Plusは手の上に乗るほどのサイズのため持ち手はありません)

使いやすさを重視した設計

前面部に主要な機能を集約した使いやすさを重視した設計です。

バッテリー残量、INPUT(コンセントなどからの充電時に入ってきている電力)、OUTPUT(スマートフォンなどを充電時に使用している電力)を一目で確認できるディスプレイをポータブル電源上部の中心に設置

また、コンセント、USBポートなどの電源利用時に必要な機能すべてが前面部に集約しています。

これにより、前面部を利用側にむけておくだけで一切利用中動かす必要なく手軽に抜き差し、バッテリー残量などが確認できます。

AC出力が純正弦波

Jackeryのポータブル電源は全ての製品のAC出力が正弦波です。

ACとは交流電源で、普段使っているコンセントから供給されているのが交流電源です。

ポータブル電源を選ぶ場合、出力されている波系は注意した方が良いです。波形が異なる状態で電化製品を使用すると最悪の場合壊れます。

ポータブル電源でコンセントを使う場合は家庭用コンセントと同じ出力の「純正弦波」の製品を選びましょう。

Jackeryポータブル電源は全ての製品が純正弦波のため、安心して使用可能です。

正弦波に関連しての注意点
最近の電化製品は周波数「50Hz/60Hz対応」の製品が基本のため余り気にする必要はないですが、Jackeryポータブル電源の基本設定は「60Hz」です。「50Hz/60Hz対応」か「60Hz」の電化製品であればJackery全ての製品で使えます。
もし「50Hz」のみ対応の電化製品を使いたい場合は後述しますが、出力切替機能つきのJackeryポータブル電源を選ぶようにしましょう

※「Hz(ヘルツ)」とは1秒あたりに発生する波の回数、周波数をさします。端的に言えば関東より北は50Hz、関西は60Hzという違いがあります。

安心安全の高品質

Jackeryポータブル電源は国際的な安全基準に認められた安全性が確保された高品質な製品です。

安全認証日本語名称認証の概要
UN38.3国連勧告輸送試験リチウムイオン電池の「国際的な輸送時の安全維持」を目的とした国際的な安全認証
PSE(菱形)電気用品安全法電気用品による危険・障害の発生の防止」を目的とした日本の安全認証
菱形のPSEマークは特定電気用品と呼ばれ通常(丸型)より厳しい審査が必要
CECEマーキング「製品の安全性・使用者の健康安全・環境保護」を目的とした欧州の安全認証

上記は一例ですが、世界各国の安全認証基準をクリアしています。

また、災害時に安全に有効活用できると認められる防災用品に与えられる「防災製品等推奨品認証」も取得しており安心して利用できる製品です。

長期間使えるバッテリー性能(ポータブル電源の寿命)

携帯を利用している方で電池持ちが悪くなったという経験をした方は多いと思います。このような電池持ちが悪くなった品質が落ちた状態を寿命が来たと表現しますが、Jackeryのポータブル電源は一定の品質を維持した状態で長く使うことができます。

Jackeryでは0%から100%へ充電を行った状態を1サイクルとしたポータブル電源の寿命を測る単位を使用し目安の寿命を公表しています。

ポータブル電源製品名サイクル数充電容量
240/400/708/100050080%以上
150080080%以上
1000Pro / 2000Pro100080%以上
1500Pro / 3000Pro200070%以上
100Plus200080%以上
300Plus300080%以上
240New/600Plus/1000Plus/2000Plus
Battery Pack 1000Plus/Battery Pack 2000Plus
400070%以上
Jackery公式サイト参照

毎週フル充電を行った場合、年間約52サイクル充電。500サイクルの場合で9年間以上にわたり充電容量80%以上を維持できる計算になります。

※寿命とは充電容量が70%〜80%程度へ減ることを指しており、サイクル数終了後に使用できなくなるわけではありません。

バッテリーの寿命を長持ちさせたい場合、
1. 寒すぎる、暑すぎる環境を避ける
2. 水気のある場所、湿度の高い場所を避ける
3. 満充電をせず20%〜80%の間での利用をする
4. 0%まで使い切らない
5. 充電しながら使用をしない
以上5点を意識すると良いです。

ポータブル電源の選び方

ポータブル電源は、電源がない場所でも様々な電化製品を使用できる便利アイテムです。アウトドア・車中泊・災害対策と幅広いシーンで活躍します。

一方で私自身の経験ですが、様々なメーカー、メーカーごとに用意してある多くの製品を前に、どれを選べば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

Jackeryの公式ホームページでは「用途×製品機能で選ぶのが正解」と記載されています。ただ、この言葉だけでは選ぶ際に立ち止まってしまうかと思います。ポータブル電源の寿命の中でも記載しましたが、長く使う可能性のあるものだからこそ自身にあった物をえらびたいですよね。

そこで、ポータブル電源を選ぶ際に見るべき5つの点

  • 定格出力
  • バッテリー容量
  • USB/コンセントなどのポート数と種類
  • 重量とサイズ
  • 価格
  • 満充電までの時間

についてJackeryポータブル電源15製品を比較しまとめていきます。

この5つを確認すれば使用したい用途にあった最高の製品が見つかります。

1. 定格出力(使いたい電化製品を考えて選ぶ)

ポータブル電源選びで1番初めにそして絶対に確認すべき点が「定格出力」です。
「どのような電化製品」を、「どのような場面」で使用したいかと考える必要があります。

ここを考えずに購入してしまって、使いたい電化製品を使いたいシーンで使えず後悔をしている方が結構多い印象です。

後悔の理由は、「定格出力」が電化製品の「消費電力」以上でなければ使用できないため

例えば、ドライヤーの消費電力は600〜1500Wのため、定格出力が最低でも600W以上のポータブル電源を選ばなければドライヤーは使用できません。

電化製品の消費電力目安と確認方法

携帯電話(充電)18W
ノートパソコン20〜30W
IHクッキングヒーター450〜1400W(火力による)
ドライヤー600〜1500W(モードによる)
扇風機35〜50W
車用冷蔵庫30〜45W
家庭用冷蔵庫150〜300W
電子レンジ1000〜1300W
製品・モードなどによって変わります。家庭用冷蔵庫は年間消費電力から計算

上記の消費電力はあくまで目安となります。使用している状態、季節によって異なります。とはいえ、主にドライヤー、IHクッキングヒーター、電気ケトル等は1000W近く必要な場合が多いです。

ご自身が使用しようとしている電化製品の消費電力を知りたい場合は、製品の裏面などに貼ってあるシールか説明書の中で「定格消費電力」「消費電力」など記載を確認してください。

Jackeryポータブル電源 15機種の定格出力

製品名定格出力瞬間最大出力
ポータブル電源 100Plus 128W128W
ポータブル電源 240200W400W
ポータブル電源 240New300W600W
ポータブル電源 300Plus300W600W
ポータブル電源 400200W400W
ポータブル電源 600Plus800W1600W
ポータブル電源 708500W1000W
ポータブル電源 10001000W2000W
ポータブル電源 1000Pro1000W2000W
ポータブル電源 1000Plus2000W4000W
ポータブル電源 15001800W3600W
ポータブル電源 1500Pro1800W3600W
ポータブル電源 2000Pro2200W4400W
ポータブル電源 2000Plus3000W6000W
ポータブル電源 3000Pro3000W6000W
公式ホームページ参照

消費電力1300Wの電子レンジを使用したい場合は、ポータブル電源 1000Plus以上の機種から選ぶ形になります。

「定格出力」とは、ポータブル電源が安定してバッテリーが0%になるまで出力できる電力量(W)で、「瞬間最大出力」は一瞬であれば出力できる最大の電力量です。製品によって起動時に一時的に大きい出力を求められる場合に必要なのが瞬間最大出力となります。

2. バッテリー容量

バッテリー容量とは、100%までフル充電した状態から0%までの蓄えられる電気量です。ざっくりですが電気を貯めておける最大量です。

一つ前の定格容量では「どのような電化製品」を「どのような場面」で使用したいかを考えました。バッテリー容量では、その2点に加えて「どれくらいの時間」使用したいか考える必要があります。

例えば、消費電力600Wのドライヤーを使用したいと場合、1時間に600Wh以上の電気を使用することになります。ある統計によるとドライヤーは1人あたり5〜10分の使用が最も多い為、50〜100Whの電気を1人あたり使用することになります。

使用したい電化製品の消費電力(W)に、使用したい時間(h)をかけると目安の使用量(電力量)になります。

もし携帯電話の充電回数で計算したい場合は、
ポータブル電源のバッテリー容量×0.7÷携帯電話の目安のバッテリー容量(3000mAh)で計算できます。

Jackeryポータブル電源 15機種のバッテリー容量

製品名容量Wh表記容量mAh表記
ポータブル電源 100Plus 99Wh31,000mAh
ポータブル電源 240240Wh67,200mAh
ポータブル電源 240New256Wh191400mAh
ポータブル電源 300Plus288Wh278400mAh
ポータブル電源 400403Wh112,200mAh
ポータブル電源 600Plus632Wh
ポータブル電源 708708Wh191,400mAh
ポータブル電源 10001,002Wh278,400mAh
ポータブル電源 1000Pro1,002Wh
ポータブル電源 1000Plus1,264Wh
ポータブル電源 15001,534Wh426,300mAh
ポータブル電源 1500Pro1,512Wh
ポータブル電源 2000Pro2,160Wh
ポータブル電源 2000Plus2,042Wh
ポータブル電源 3000Pro3,024Wh
公式ホームページ参照

Jackery公式での目安としては、アウトドア等で1〜2日間くらいの使用を想定する場合は400Wh〜。2〜3日くらいであれば700Wh〜。防災用として考えている場合は1000Wh以上のポータブル電源となります。

私の経験上、色々電化製品を使いたい場合は少し大きめの容量が良いと思います。

災害時に家庭用冷蔵庫を使用したい方

目安消費電力は150W〜300Wですが、庫内が冷えている場合など省エネ運転で実際の消費電力は小さくなります。
2022年発売された約500Lの冷蔵庫の場合、年間消費電力250kWh〜300kWhとなり平均の目安消費電力は30W〜40Wとなります。約1000Wh〜あれば冷蔵庫だけであれば1日動きます。
※夏場は室内温度の関係で消費電力が大きくなる為消費電力が2倍になるデータがあります。夏場を想定する場合は2000Wh以上が良いです。

2023年より販売された最新のポータブル電源2000Plus/1000Plusは世間一般のポータブル電源と少し方向性が良い意味で違います。
2000Plus/1000Plus 単体で通常のポータブル電源と同じように使用できますが、バッテリー容量を拡張できるJackery Battery Pack 2000Plus(2042Wh)/Battery Pack 1000Plus(1264Wh)を接続することでより大容量の電力を溜められるようになりました

1000Plusは1台に対してJackery Battery Pack 1000 Plus 3台まで接続可能。これにより約1200Wh(1.2kWh)〜5000Wh(5kWh)まで幅広いバッテリー容量を実現しています。

2000 Plus 1台に対してJackery Battery Pack 2000 Plus 5台まで接続でき、もう一台2000 Plusを用意し並列に繋げばJackery Battery Pack 2000 Plusを10台まで繋げます。約2000Wh(2kWh)〜240000Wh(24kWh)まで幅広いバッテリー容量を実現しています。

ソーラーパネル

Jackeryでは純正のソーラーパネルが用意されています。40W・80W・100W・200Wの4種類あり並列接続用ゲーブルにて2枚並べるなど可能です。(※製品によって使える枚数に制限があります。)

200Wのソーラーパネル2枚つなげばポータブル電源2000 Proが7.5時間で0%から満充電になります。2000Proの場合6枚まで可能で2.5時間、2000Plusも同様に6枚可能でたったの2時間で満充電になります。

ソーラーパネルをアウトドアなどに持っていけば、太陽の日がある間はポータブル電源を充電できるのでバッテリー容量をすこし小さくするなども可能です。また、災害時においても太陽さえあればポータブル電源に充電でき安心できます。

ソーラーパネルとポータブル電源のセットなどもあるのでオススメです。

災害の備えの場合は2台ポータブル電源を用意しておくと便利です。
1台ソーラー充電しつつ、1台は利用するといった交互での利用が可能になります。

3. USB/コンセントなどのポート数と種類

一度に接続できる電化製品の数を左右するポート数と種類もまた重要なところです。

カメラ・携帯・モバイルバッテリーの充電をしつつ、パソコンを使用するなんてことありますよね。「どのような家電製品」を一緒に使う可能性があるかの部分になります。

Jackeryポータブル電源 15機種のポート数

製品ACポートUSB-AUSB-Cシガーソケット
(丸い差込口部分)
100Plus1口2口
2401口2口1口
240New1口2口1口
300Plus1口1口2口1口
4001口2口1口
600Plus2口1口2口1口
7082口2口1口1口
10003口2口2口1口
1000Pro3口2口2口1口
1000Plus3口2口2口1口
15003口2口1口1口
1500Pro3口2口2口1口
2000Pro3口2口2口1口
2000Plus5口2口2口1口
3000Pro5口2口2口1口

4. 重量とサイズ

ポータブル電源の重量は、バッテリー容量に比例して重く、そしてサイズが大きくなっていきます。使用したい場面に合わせて容量と、重さとサイズの折り合いをつけて最適なポータブル電源を探る必要があります。

Jackeryポータブル電源 15製品+1000Plus/2000Plus専用バッテリーパックの重量

製品名サイズ(横×奥行×高さ)重量
100Plus12.6×8.65×8.7cm965g
24023×13.3×16.73cm3.1kg
240New23.1×15.3×16.8cm3.6kg
300Plus23×15.5×16.7cm3.75kg
40023×15.32×16.73cm4.1kg
600Plus30×21.9×19.7cm7.3kg
70829.97×19.15×19.05cm6.8kg
100033.2×23.3×24.3cm10.6kg
1000Pro34×26.2×25.5cm11.5kg
1000Plus35.6×26×28.3cm14.5kg
150035.5×26.5×25.3cm16kg
1500Pro38.4×26.9×30.75cm17kg
2000Pro38.4×26.9×30.75cm19.5kg
2000Plus47.3×35.9×37.3cm27.9kg
3000Pro47.3×35.9×37.3cm29kg
Jackery Battery Pack 1000Plus35.6×26×19.8cm10.2kg
Jackery Battery Pack 2000Plus47×33.1×23.1kg19.8kg

基本的にポータブル電源上部に折りたたみ式の持ち手があります。2000 Plus/3000Proは20kg越えありますが、持ち運び用のタイヤがついているため平面では持ち上げる必要がありません。スーツケースと同じように持ち手を引き出して運べます。

5. 価格

バッテリー容量が上がるのと比例して価格はあがっていきます。

Jackery公式から購入する場合は、サマーセールなど期間限定で最大35%引きなどお得なセールを行っている時がオススメ。また、保証期間が通常より1〜2年長く自動で延長されるサービスも公式サイトであればあるため、個人的には公式サイトでの購入が一番だと思います。

その為、こちらではJackery公式2024年5月末日時点の定価の値段を記載します。

Jackeryポータブル電源 15機種+拡張パック2機種の価格

製品名定価
ポータブル電源 100Plus ¥14,310
ポータブル電源 240¥29,800
ポータブル電源 240New¥32,800
ポータブル電源 300Plus¥39,800
ポータブル電源 400¥49,300
ポータブル電源 600Plus¥86,000
ポータブル電源 708¥84,500
ポータブル電源 1000¥139,800
ポータブル電源 1000Pro¥149,800
ポータブル電源 1000Plus¥168,000
ポータブル電源 1500¥179,800
ポータブル電源 1500Pro¥199,800
ポータブル電源 2000Pro¥285,000
ポータブル電源 2000Plus¥285,000
ポータブル電源 3000Pro¥419,000
Jackery Battery Pack 1000Plus¥117,600
Jackery Battery Pack 2000Plus¥175,000
公式ホームページ参照

6. 満充電(フル充電)までの時間

最後に絶対見るべきポイントは満充電までの時間です。

バッテリー容量・定格出力など「どのような電化製品」を「どのような場面」で「どのくらいの時間」使用したいかが最も重要で、それに加えて使用用途にあったACポートの多さ・サイズ・重さをみていくというのが基本的なポータブル電源の選ぶ手順です。

そんな手順の中に絶対に入れて欲しい考えるべき要素が “満充電までの時間”です。

この “満充電までの時間” は周りの方に聞いてみると容量・出力に特に意識がいってしまって意外に意識されてない…..ただ結構重要な要素なんです!

“アウトドアに持っていった後充電を忘れてたけれど、数時間後には持っていきたい!”
“旅行中にポータブル電源の残量が心許なくなってしまった…..どこか充電できる場所(ネットカフェなど)に持っていって充電したい。” そんな経験ありませんか?

容量あるし大丈夫!と思っていたのにカメラを思ったより使ってしまった。パソコン・携帯・電化製品を使った。こういう事が起こってしまって必要になることありますよね…..。そんな時、満充電までの時間が鍵になってきます。

満充電までの時間が短ければ短いほど、滞在時間を短くできるのは勿論、予定が後ろにあっても短時間で充電できる量が変わります。そのため、最初の「どのような電化製品」を「どのような場面」で「どのくらいの時間」使用したいかに加えて “満充電までの時間”を是非加えてみてください。

勿論基本的には容量に比例して充電時間も長くなる傾向があります。ただ近年は高速充電可能な機種も出てきているため必見です。

Jackeryポータブル電源 15機種の満充電までの時間

コンセント(AC充電)を使用した満充電までの最短時間の目安を表にまとめました。 ”()”で囲まれている時間は、緊急充電モード(もしくはコンセント2つより入電可能)があるポータブル電源を普通に充電した場合の時間です。特に緊急充電モードは本当に緊急時のみの使用を推奨されているため最短時間は早くなりますが、普通に充電した場合との差が出るため両方記載しています。

製品名満充電までの時間
ポータブル電源 100Plus 1.8h
ポータブル電源 2405.5h
ポータブル電源 240New1h(1.9h)
ポータブル電源 300Plus2h
ポータブル電源 4007.5h
ポータブル電源 600Plus1h(1.7h)
ポータブル電源 7085h
ポータブル電源 10007.5h
ポータブル電源 1000Pro1.8h
ポータブル電源 1000Plus1.7h
ポータブル電源 15004h(7.5h)
ポータブル電源 1500Pro2h
ポータブル電源 2000Pro2h
ポータブル電源 2000Plus2h
ポータブル電源 3000Pro2.8h
公式ホームページ参照 ※あくまで目安の時間となります

番外編: 50Hz/60Hz出力切替機能の有無

“AC出力が純正弦波”にて軽く触れた周波数は、最近の電化製品は周波数「50Hz/60Hz対応」の製品が基本のため余り気にする必要はありません。純正弦波=家庭のコンセントと同じ波の形のポータブル電源を選べば安心のため、この場所は読み飛ばして大丈夫です。

ただ、一部家電製品ではありますが関東で販売されたものの中に50Hzのみ、関西で販売されたものは60Hzのみのものがあります。また昔の家電製品は特にですが波形を変えるインバーター機能(50Hz/60Hz対応)がついてない場合があり、販売地区によってHzが違う場合があるため出力切替機能が必須となります。

使用したい家電製品がつかえるかどうか心配の方は、家電製品についているシール・説明書を見ていただき「定格周波数」の項目を確認してください。

Jackeryポータブル電源の基本設定は「60Hz」です。定格周波数が「50Hz/60Hz対応」か「60Hz」と記載の電化製品であればJackery全ての製品で使えます。
もし「50Hz」のみの記載がある電化製品を使いたい場合は出力切替機能つきのJackeryポータブル電源を選ぶようにしてください。

製品名50Hz/60Hz出力切替機能
ポータブル電源 100Plus
ポータブル電源 240×
ポータブル電源 240New
ポータブル電源 300Plus
ポータブル電源 400×
ポータブル電源 600Plus
ポータブル電源 708×
ポータブル電源 1000×
ポータブル電源 1000Pro
ポータブル電源 1000Plus
ポータブル電源 1500×
ポータブル電源 1500Pro
ポータブル電源 2000Pro
ポータブル電源 2000Plus
ポータブル電源 3000Pro
公式ホームページ参照 

50Hz/60Hz対応のものを○、60Hz対応のものを×と表記してます。100Plusに関してはACポートがないため横線にしてます。

再度となりますが、近年販売された家電製品の多くが定格周波数50Hz/60Hz対応となっています。説明書もしくは、家電製品に貼ってある記載をご確認いただき「50Hz」のみ記載の家電製品を使用したい方のみ○のマークのある製品を選ぶようにしてください。

2024年5月末日時点のJackery ポータブル電源全15種とバッテリ容量拡張用製品2種の合計17種を簡単に一纏めで確認できる表になります。横一列に全てを並べたかったですが、17製品となると横一列は難しいため(できますが見にくい…)3製品ずつを6つに分けて記載します。

最後にPDFで同じ表を貼っておきますので印刷して比較した方はご利用ください。

Part.1 / 6100Plus240240New
容量99Wh240Wh256Wh
サイズ(横×奥行×高さ)12.6×8.65×8.7cm23×13.3×16.7cm23.1×15.3×16.8cm
重量965g3.1kg3.6kg
電池の種類リン酸鉄リチウムイオンリチウムイオンリン酸鉄リチウムイオン
サイクル数・充電容量(%)2000回(80%)500回(80%)4000回(70%)
定格出力128W200W300W
瞬間最大出力128W400W600W
ACポート数011
USB-A121
USB-C202
シガーソケット011
満充電時間(AC)1.8h5.5h1h(1.9h)
出力切り替え機能の有無×
定価¥14,310¥29,800¥32,800
Part.2 / 6300Plus400600Plus
容量288Wh403Wh632Wh
サイズ(横×奥行×高さ)23×15.5×16.7cm23×15.3×16.7cm30×21.9×19.7cm
重量3.75kg4.1kg7.3kg
電池の種類リン酸鉄リチウムイオンリチウムイオンリン酸鉄リチウムイオン
サイクル数・充電容量(%)3000回(80%)500回(80%)4000回(70%)
定格出力300W200W800W
瞬間最大出力600W400W1600W
ACポート数112
USB-A121
USB-C202
シガーソケット111
満充電時間(AC)2h7.5h1h(1.7h)
出力切り替え機能の有無×
定価¥39,800¥49,300¥86,000
Part.3 / 670810001000Pro
容量708Wh1002Wh1002Wh
サイズ(横×奥行×高さ)29.9×19.1×19cm33.2×23.3×24.3cm34×26.2×25.5cm
重量6.8kg10.6kg11.5kg
電池の種類リチウムイオンリチウムイオンリチウムイオン
サイクル数・充電容量(%)500回(80%)500回(80%)1000回(80%)
定格出力500W1000W1000W
瞬間最大出力1000W2000W2000W
ACポート数233
USB-A222
USB-C122
シガーソケット111
満充電時間(AC)5h7.5h1.8h
出力切り替え機能の有無××
定価¥84,500¥139,800¥149,800
Part.4 / 61000Plus15001500Pro
容量1264Wh1534Wh1512Wh
サイズ(横×奥行×高さ)35.6×26×28.3cm35.5×26.5×25.3cm38.4×26.9×30.7cm
重量14.5kg16kg17kg
電池の種類リン酸鉄リチウムイオンリチウムイオンリチウムイオン
サイクル数・充電容量(%)4000回(70%)800回(80%)2000回(70%)
定格出力2000W1800W1800W
瞬間最大出力4000W3600W3600W
ACポート数333
USB-A222
USB-C212
シガーソケット111
満充電時間(AC)1.7h4h(7.5h)2h
出力切り替え機能の有無×
定価¥168,000¥179,800¥199,800
Part.5 / 62000Pro2000Plus3000Pro
容量2160Wh2042Wh3024Wh
サイズ(横×奥行×高さ)38.4×26.9×30.7cm47.3×35.9×37.3cm47.3×35.9×37.3cm
重量19.5kg27.9kg29kg
電池の種類リチウムイオンリン酸鉄リチウムイオンリチウムイオン
サイクル数・充電容量(%)1000回(80%)4000回(70%)2000回(70%)
定格出力2200W3000W3000W
瞬間最大出力4400W6000W6000W
ACポート数355
USB-A222
USB-C222
シガーソケット111
満充電時間(AC)2h2h2.8h
出力切り替え機能の有無
定価¥285,000¥285,000¥419,000
Part.6 / 6Battery Pack 1000PlusBattery Pack 2000Plus
容量1264wh2042Wh
サイズ(横×奥行×高さ)35.6×26×19.8cm47×33.1×23.1cm
重量10.2kg19.8kg
電池の種類リン酸鉄リチウムイオンリン酸鉄リチウムイオン
サイクル数・充電容量(%)4000回(70%)4000回(70%)
定格出力
瞬間最大出力
ACポート数
USB-A
USB-C
シガーソケット
満充電時間(AC)
出力切り替え機能の有無
定価¥117,600¥175,000

ポータブル電源100Plusに関しては100Wh以下のため飛行機への持ち込み可能です。国土交通省の情報によると100Wh以下であれば個数制限なし。100wh超えから160Wh以下は2個まで。それ以上は持ち込み不可となっています。携帯などの充電に使用するモバイルバッテリーの容量の大きいサイズのような感覚となります。

製品比較表PDF版

シェアしていただけると励みになります
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次 (読みたい場所をタップ)